早いもので師走を迎えましたが、2020年を騒がせた新型コロナウイルスは終息どころか勢いを増しています。外出や会食なども制限される中、会員の皆様はいかがお過ごしでしょうか。忘年会や帰省の機会を奪われ例年に比べると寂しい年末を迎える方も少なくないと思いますが、2021年を健やかにスタートできるよう気持ちを切り替えるしかないようです。

当クラブは12月30日から2021年1月3日まで冬季休業となります。私事ですが、実家の両親が高齢であるため年末年始は帰省せず自宅でゆっくり過ごす予定です。普段自宅で過ごす時間のほとんどは読書と映画鑑賞に費やしますが、来年は土いじりの時間を増やそうと思います。環境問題、食文化といった身近な分野において近代化から原始化へとシフトする傾向がある中、まずは自分自身のライフスタイルを見つめなおし時代の変化へ向き合おうと考えています。

フィットネス業界は総合型フィットネスクラブの隆盛を経て男性は24時間ジム、女性はホットヨガスタジオへ通うというトレンドにシフトしましたが、業態が集約されるとコモディティ化が加速しどの店舗も似通ったサービスを提供するようになります。それは時に陳腐化に対する警笛と言い換えることもできるのではないでしょうか。当クラブを開設した4年半前はそんな画一的なサービスからの脱却を目指したものですが、今回のように社会情勢が急変すると身動きが難しくなること以上に周囲が変化を嫌うようになります。無難で変化のない営業は時として必要かもしれませんが、会員の皆様に飽きられることなく通い続けていただくためには一定のイノベーションを続けなければなりません。当クラブがコロナ禍でマインドリセットできるかどうか試されている、そんな気がしてなりません。

イノベーションの原資が人材であるとすれば、手前味噌ではありますが当クラブはその原資を手に入れていると自負しております。後は行動あるのみですが、スタッフの原動力は常にご来店いただける会員様との接点にあります。コロナ禍での健康二次被害の防止、心身ともに良好な状態を保つためにも本年に続き2021年も本クラブをご利用いただけますようよろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、会員の皆様が健やかなる新年をお迎えになられますよう、心よりお祈り申し上げます。よいお年をお迎えくださいませ。

株式会社フィットネスマーケティング

代表取締役　渡部 広介