代表取締役社長 渡部広介より皆様へのご挨拶

残暑お見舞い申し上げます。

連日の猛暑には閉口しております。会員の皆様におかれましてはお変わりなくお元気にしていらっしゃいますでしょうか。

今年の1月中旬以降、日本で新型コロナウイルスの感染者が確認されて以降瞬く間に国内で感染が拡大しました。半年で60兆円に及ぶとも言われる経済損失の中には「生活関連サービス、娯楽業」に括られるフィットネスクラブ産業もふくまれております。

コロナウイルス感染拡大の初期段階でクラスターとして扱われたフィットネスクラブ産業は、他のサービス業種に比べ社会的に敬遠されてしまいました。業界関係者として大変残念に思いましたが、コロナ禍で気づかされたこともありました。

政府から緊急事態宣言が発令され、東京都から休業自粛の要請がされた時点でYR CLUB HOUSEは一ヶ月の特別休業を余儀なくされました。その間、Zoomを利用したオンラインレッスンを配信したところ想定以上の会員様に参加いただきました。店舗に常駐しない小生にとってモニター越しに拝見する会員様お一人お一人の姿が心の支えとなりました。

フィットネスクラブ産業全体が前述のようなオンラインサービスに移行する姿勢を見せていますが、小生はそれが全てではないと考えています。例えば定額制動画配信サービスで有名な「Netflix」は現在二億人近いユーザーが登録していますが、会社自体は2000年以前に設立されています。「Hulu」「Amazonプライム」も2007年にはサービス開始していたわけですから、フィットネスクラブ業界がオンラインサービスに本格参入しても収益化するまでには相当の時間を要しますし、その資金が実店舗のコストカットによって捻出されるようなことがあっては本末転倒だと思います。

フィットネスクラブ産業は総合型フィットネスクラブにおける「大人の社交場」としてバブル期に急成長しました。それはスターバックスコーヒーが掲げてきた「第三の場所」と同じ位置付けだったと言えます。その後利用者はフィットネスクラブをレジャー目的で利用するのではなく、成果を求めるために利用しはじめました。ゴールドジムの急成長やホットヨガスタジオの全国的な拡大、ライザップの台頭などがニーズの変化を表しています。

しかし国内におけるフィットネスクラブ参加率は依然3%台で推移しており、残りの97%は日常的にフィットネスクラブを利用しない方となります。先ほどのオンラインサービスが97%の方に利用されるのならば弊社も全力で取り組みますが、現時点では3%の方に向けたサービスが展開されているように見えてなりません。

弊社の社会的意義である「女性にとっての新たな日常の創出」を改めて考えると、それはこれまでフィットネスに関係していない方にとってのファーストステップを作ることが弊社の役割であり、そこに必要な人間的つながり、感性の共有、自己実現を提供するにはやはり店舗の存在が必要不可欠であると考えます。

9月よりコラーゲンメソッドを用いた新レッスンを開始いたします。「この時期に設備投資して新サービスを始めるのはいかがなものか」と関係者から反対されることもありましたが、これはYR CLUB HOUSEがサービス内容の定期リフレッシュを実行していく表明でもあります。

開業から4年、まだまだ歩き方を覚え始めたばかりのような我々ですが、引続き皆様からご愛顧いただけるよう精進してまいります。時節柄ご自愛いただき、明日以降また元気な姿でご来店いただけますようスタッフ一同お待ちしております。

株式会社フィットネスマーケティング
代表取締役社長 渡部 広介

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